唐カラ船祭り
2011年05月05日
今日は午後から南さつま市の坊津であった唐カラ船祭りに行ってきました。
■唐カラ船祭
『薩摩半島西南端の坊津町泊「とまり」集落では、端午の節句の「カラカラ船祭り」が残っている。 7.5.3歳の男子の健やかな成長を願うもので、この漁師町は、こいのぼりを、嵐を呼ぶと敬遠し かわりに、唐からきた船をかたちどった船車を与えたもの。坊津町は鑑真和尚が流れついてから 唐との貿易が栄え、唐船の出入りが多かった。貿易が禁止されると密貿易が盛んになった。』
■南さつま市における春の習俗 - 南さつま歴史街道
『ガラガラ船には、「サイの子(猿の子)」と呼ばれる布で作った人形がいくつも付けられている。泊区の公民館長さんによれば「昔、カツオ船が嵐にあったとき、どこからか猿の子がやってきて、帆を降ろしてくれた。船の守り神」と伝えられているという。またある人は、「風がサル(去る)」からつけているともいう。』
次男の船は以前、坊津でカラカラ船をつくっているおばあさんにお願いして作ってもらいました。
今、船をつくっているのはこのおばあさんだけで、この先もうつくらないかも知れないと言うことだったので、大事に飾っておこうと思います。ただ、昔はみんな自分たちでつくっていたそうなので今後もそういうかたちで残って欲しいと思います。
長男の船は公民館で貸しだしているのをお借りしたものです。事前にお願いしておけばお貸し頂けるようです。
▼公民館で着替えた後は出発までみんなではしゃいでました。
▼撮影者が子供たちよりも多くて被写体に群がるの図
▼長男は時々疲れた表情もあったけど割と楽しそうでした。
▼次男は出発前の撮影会?ではしゃぎすぎて出発するときにはかなり不機嫌に。
公民館から九玉神社まで30分ほど行進した後、お祓いを受けて帰りました。
この後、競争や踊り、餅まきなんかもあったようですが、子供たちが結構バテてたのと夕方に予定が入ってたのとで今回は帰ることに。
次に機会があれば、子供たちのペース配分を間違えないようにしようっと。
子供たちは疲れたかもしれませんが、この美しい祭りに参加した光景が何かほんのちょっとでも記憶の片隅に残ってもらえてたらと思います。
Posted by おのけん at 22:45│Comments(0)